
高卒就職はあまりいい仕事がない。
高卒は人生終わりって聞くけどほんとうにそうなの?
実際にどんな仕事の種類があるんだろう?
ブラック企業とか最近よく聞くけどきちんとした会社に入れるかな?
まずはじめに高卒就職は人生終わらないので大丈夫です!
とはいえ本当に大丈夫なのか?はじめての就職、わからないことばかり。。。
何から調べていいのかも分からないのですよね?
実際に僕はこのように勢いだけで考えてしまって失敗しています。
「やる気さえあればなんとかなる!」
「いろいろと考えてもムダだから入社してから考えよう」
このようにしっかりと調べずに運にまかせて内定をもらった会社に入ってしまい失敗をしました。
つまり勢いだけで就職するとタイトルの通り【人生終わり】に近づいていくので要注意!
僕も危なかったというか、実際に人生の終わりに片足突っ込んでいました。。。笑
ではこの記事では何を紹介していくのか?
高卒就職に関して下記のような不安を持っている方に向けて解説していきます。
- 高卒は人生終わりか?
- 高卒就職で良かったと思ったことは?
- 高卒就職で後悔したことは?
- 高卒就職は難しい?
- 実際に働くってどんな感じなの?
高卒は人生終わり?【よくある5つの質問】

ネットでは高卒は終わりという書き込みをたくさん見かけます。
大卒より賃金が低いのも出世が難しいのもわかります。
本当に高卒は終わりなんでしょうか?
たしかに『高卒は人生終わり!』という書き込みを僕もよく見かけます。
ですが人生終わりではないです!
大学に行けばいい就職ができるのか?
結論は大卒だったとしてもいい就職ができるとは限りません。
例えば、偏差値が低い高校でも「働きたくない、とりあえず進学」という生徒はとても多いです。
しかし、このような生徒が大学や短大、専門学校に進学しても、とりあえず進学といった安易な気持ちでいい就職ができた?というと、いい就職ができたとは限りません。
もし進学した人が全員いい就職ができたのなら、そりゃ僕もこのような記事は書かずに全力で「大学は絶対に行きましょう!!」というと思います。
実際に工場の作業員とかでも普通に大卒多くいますし、フリーターとか非正規の社員とか周りは大卒であふれています。
もちろん抱えている理由はいろいろありますけどね。
どこかで記事を読んだこともあると思いますがよく聞く『生涯年収』はあくまで定年まで働き続けた仮説です。
高校を卒業して働こうと思っているあなたは、お金のことは2番目に置いておき、まずは経験をしっかり作る事を最優先に考えることが大事なんです。
とはいえ、お金も大事!
「はい、わかります!」
実際に僕も高卒ですが、22歳で車も買えましたし30歳で最高年収500万円。
むしろ大卒よりも月給は多くもらえていました。
とはいえ、厳しい世の中であることは変わりないです。
高卒就職で不安に思っているよくある質問を5つにまとめました。
実際に多くの人が同じ悩みを抱えています。
- 高卒はバカにされる?
- 高卒就職で良かったなと思ったことは?
- 高卒就職はそんなに難しい?
- 高卒はどんな待遇?
- 入社してからのことも心配・・・
それでは1つずつ紹介していきます。
高卒はバカにされる

高卒就職ってそんなに学歴でバカにされるんですか?
実際に私が働いてきた中で「おまえ高卒だったんだ~」とか言われたことはありません。
なので「バカにされないかな・・・」と心配する必要はないです!
とはいえなのですが、日常会話の中でよくある内容がこちらです。
「どこの大学言ってたの?」
「サークルは何には入ってた?」
「自分高卒なんで・・・」とは言いにくいですよね。
実際に僕は大卒であることがあたりまえのこの質問がめちゃくちゃ嫌いです。
ですが相手は意地悪で聞いている訳ではないです。
ついついネガティブな考えになってしまいそうですが、相手は話題探しのために質問しているだけで、あなたをバカにしようということもないと思います。
でも「自分高卒なんで・・・」で会話が終わってしまうと気まずかったりしますよね・・・
そんな時は逆質問する方法がおススメです!
「事情があって大学には行けなかったんですが、大学生活ってどんな感じだったんですか?」
「授業ってどんなふうにこと勉強できるんですか?」
のように逆に相手に興味を持って逆に質問をしてみることであなたへの関心を相手に向けて気まずさは無くなるのでおすすめです。
大切なのは自分が高卒だと自分が自分に偏見を持っていることが多いです。(実際に僕がそうだったので)
働き出してから気付くのですが、学歴は過去のことですし、相手の学歴を最優先で思いだしてから仕事を始めることなんで先ずありえないです。
きちんと仕事ができる人に仕事を依頼するのが普通なので、先ずは仕事のことだけを考えて経験を積み上げていきましょう!
高卒就職で良かったこと・後悔したこと

こんな質問がありました。
高卒就職なんですが大学生がすごく羨ましいです。 きっと4月に入ってSNSなどで大学楽しんでるのとか上げてるの見たらすごく自分が惨めな気持ちになる気もします。高卒就職で良かったなんて思える時ってありますか?
よかったと思えることもたくさんあります!
いっぽうでもちろん後悔したこともあります。
順番に紹介していきます。
高卒就職してよかったこと

働いてよかったことを下記に紹介します!
・大学に無理に行ってても自分の性格だとサボっていたと思う。
・社会人経験を4年間多く積むことができた。
・働き出して自分の考えを持てるようになった。
・大人に囲まれ働き出してからしっかりしていると言われるようになった。
・仕事の達成感を味わえ学生のころには味わえなかった充実感を味わえるようになった。
高卒就職して後悔したこと

こちらはよくある5つの後悔です。
・大企業で働くことができたかも・・・
・人脈を多く作れたかもしれない。
・大卒しか就職できない会社があって応募できなかった。
・海外に就職する場合、大卒でしかビザが下りない国がある。
・もっといろいろなことを勉強したかった。
どちらにしても「もし○○だったらな~」なので正解はないですが、それぞれいい良いところも、後悔する部分もありますよね。。。
僕の場合は成績は良くなかったのでレベルの低い大学にしか行けてなかったと思います。仮に大学を卒業しても憧れる大企業には入ることはできていなかったと思うので、高卒の選択をして今は後悔はしていないです。
進学か就職かに迷っている方は下記の記事も参考にしてみてください。
高卒就職では仕事は選べない?
学校に来る求人が少ない学校も多くあると思います。
実際に僕の場合は選べるくらいの求人は無くて働きたい仕事もなかったです。
また1人1社制のワケの分からない昔の偉い人が決めた謎のルールがまだあるので、複数の会社にも応募できないのでタイトルの通り「高卒就職では仕事は選べない?」

『はい、あまり選べません』
の結論になります。
とはいえ学校だけに頼らずに自分で動くことも必要です。
仕事の探し方についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてくださいね。
高卒の雇用条件について知ろう【知らないと落とし穴にハマります】

社員と言ってもいろいろ。その中で契約社員というのがあります。
よく契約を切られてフリーター生活を送っている人もニュースでやっていますが、高校生はまず聞きなれない言葉だと思うので契約社員と正社員の違いを参考にしてみてください。
契約社員|【正社員になれる!?】あまい言葉には気をつけましょう。

3ヶ月とか1年とか、契約書に書かれている期間で勤務が終了となる契約です。
例えば3ヶ月や1年、契約が終了になる前に引き継ぎ契約更新することもよくあります。
ですがいつ更新されずに契約終了となるか分からないので不安定な状況になります。
仕事の内容は正社員とほとんど変わらないですが給料は正社員より低く、また一般的にはボーナスも支給されないので正社員と同じ仕事をしていても年収は低いのが現状です。
契約社員から正社員へなれることがあるとよく書かれていますが、入社前に正社員になれる条件をきちんと書面で確認してください。

「・・・そんなこと私は言ってないですよ。」
と担当者から言われないように、もし契約社員で働く場合は気をつけてください。
正社員
正社員は一般的に3カ月の試用期間を終えて正式に正社員となることができます。
この使用期間の3カ月は時給制であったり、月給が募集の内容より安かったり、一報で正社員と変わらない場合も多くあります。
よく正社員になったら退職まで雇ってもらえると言う方もいつかもしれませんが、向上心のある人だと一つの会社でコツコツと積み上げるより、自分の経験や実力をもっと積むために転職を考える人も多いと思います。
転職の話はここでは触れずに後半でしていきますね。
【重要】お金、お休みに関する大切な6つの雇用条件

お金はもちろん生活するため、時間はあなたが仕事以外の勉強や恋人とかと会う時間、買い物とかですね!
ここではお金に関係することや、お休みに関係する雇用の際の条件を解説していきます。
見込み残業|謎の制度です・・・
見込み残業とはお給料の中にあらかじめ残業代を含めていることです。
謎の制度ですよね…
例えばよく見かける求人は月給25万円、見込み残業35時間。
「月に25万円もらえるならいい方かな」と思う方も多いと思いますが、25万円の中には35時間の残業代が含まれています。
ですので、見込み残業を含まない場合22万円くらいの月給のイメージです。
残業しなかった場合はどうなるのか?
安心してください!25万円もらえます!
なのですが、先輩が残業してる中帰りにくいとか、会社は残業ありで考えているので一般的には月に35時間くらい働かさせられることが多い。1日1.5時間くらいの残業、9時から18時までが定時、19時半頃の退勤、家に着くのは20時半といったイメージになります。
このあたりも募集内容でしっかり確認してくださいね。
休日
休日も企業によっていろいろとあります。
① 土日が完全にお休みの完全週休2日(業界問わず会社による)
② 2週間に一度土曜がお休みの隔週週休2日(業界問わず会社による)
③ カレンダー通り祝日もお休みの会社(オフィスワークの会社に多い)
④ 祝日はお休みではない会社(サービス業や工場に多い)
年間休日が90日くらいなら②番の隔週2日のパターンと④の祝日も出勤
年間休日が120日くらいの会社は①と祝日もお休みの③のパターン
約1カ月くらいの違いがあったりします。
なので、お給料が良くても日数で計算してみるとあまり変わらなかったりするので、少し頭の隅に置いておいてください。
有給
有給は法律で決まっているのでどこの会社でも支給されます。(契約社員でも有給はあります)
有給は入社後半年経過した段階から1年間に10日使えます。
その1年に最低5日間は使わないと会社が罰金を国に支払わなければいけないので覚えておいてください。
有給が使えない、使いずらい会社もあると思いますが、あなたの権利なので仕事で迷惑にならない状況で計画的に申請するようにしてくださいね。
でも実際には有給を使用させないや、会社から最低5日間の有給を消化するように言ってくれる会社も残念ながら多くあります。2019年にできた制度なので慣れていない会社の場合もあるので、ブラックではなく気付いていないだけの場合もあるので何も言ってくれなかったら人事の担当に聞いてみることをおすすめします。
ボーナス
ボーナスは会社によって決まりが違います。
なぜなら法律ではボーナスは必ず支給する決まりはないからです。
一般的には入社後半年が経ってから支給されることが多いので、例えば4月に入社しても夏のボーナスはもらえません。
優しい会社はお小遣い程度の額をくれる場合もあったりしますが、期待はしない方がいいです。
またよくボーナスは給料の○ヶ月分とか書いていますが、基本は利益が出ていないと支給されないので、「過去はこのくらい払ってましたよ」くらいの認識でいた方がいいです。
ボーナスって会社で支給条件がきちんと書かれていなかったりします。
ボーナスの支給条件って聞いたらいけないような雰囲気の会社が多いので雇用条件にはしっかりと目を通す、入社してから質問する機会があれば空気も読みながら(←ここ重要 笑)、確認するようにしてくださいね。
結局のところ、どの方向に向かって頑張れば評価してもらえるのか分からないで働いていても達成感も感じないと思うので大事な部分です!
社会保険
下記の3点セットが契約社員でも正社員でも会社は準備する必要がありますが、あなたがお給料から支払う費用は約4~5万円くらいになります。
・労働災害保険(言い方は労災と略される):1ヵ月に約1000円
・厚生年金←言わゆる年金です。:合計4万円支払うとしたら、会社が半分、あなたが残り半分の20000円を支払います。会社が支払ってくれている分は給料明細には書かれていないので見えないですが、実際にはあなたの人件費に含まれている部分です。
・健康保険:お給料が20万円~25万円くらいまでの場合、1ヵ月に約1万円くらい支払います。
お給料が23万円だとして保険料を支払うと残るお金は20万円、またそこから次に説明する住民税等が更に引かれます。

「これでけしか残らないならバイトと変わらないです!」

その気持ち分かります。
でも日本に住んでいる限り絶対に払わないといけないお金なんです。あなたの親も近所で働いている飲食店の店員さんとかも我慢して支払ってるんです・・・
税金
さらに追い打ちをかけるようにまだ支払いは続きます。。。
・所得税:約5000円
・住民税:約1万円
※住民税は1年間の稼いだ金額に対して計算され、次の年の6月から支払いが始まります(時期的に中途半端なのですが6月なんです。)
ここまでで残った20万円から更に1万5千円を引いて約18万円しか残りません。
ツライですよね・・・・
更に一人暮らしだと
家賃5万円、光熱費で1万円、家での食事や外食で5万円、携帯代で1万円、遊びとか服とかで3万円。残ったお金は3万円、一人暮らしをはじめると家具とか家電とか買ったりすると思いますし、車とかバイクとか買いたいなとか思うかもしれません。結構ギリギリの生活になります。
職場が近ければ暫くは実家に住んで親に月に3万円とか支払う方がお金は残るので、働き出して1年~2年間くらいは実家に住んだ方がいいと思います。
【完璧】入社後に上司や先輩から頼られる社員になれる!会社で無視されないための3つのテクニック
ちょっと厳しい内容となりますが、使えない社員は居場所がなくなってしまいます。
期待もされずに誰でもできるような作業系の仕事しかおりてこなくなります。
一度こうなってしまってはお給料の上がる可能性も出世の可能性もなくなってしまうんです。
学生の時は先生が教えてもらう内容を覚える。宿題のように与えられたことを終わらすでした。
こんなことにならないように下記のようなことは特に注意をしてください。
・仕事の指示があるまで何もしない
・「○○を教わっていない」と言わない
・「○○の件は知りません」と言わない
なぜ注意しなければならないのか?
下記の表をもとに説明していきます。

学生は受け身の環境でした。
社会人は会社も先輩も先生ではないので手取り足取り教えることが仕事ではないので大切な考えは自分から学ぶ姿勢です。
ではどうすればいいのか?
下記の3つの対応ができていれば「あいつはできない奴だな~」とか思われてることは絶対にないです!
・仕事の指示があるまで何もしない
→「○○の仕事が終わりました!○○も手伝いましょうか?」と次に何をすればいいのかまで考えて報告に行き次の仕事の指示をもらう。※ここでもう1つ気をつけたいのが「次なにをしましょうか?」とは言わないようにしてください。このように聞くとあなたが確実にできる簡単な仕事の指示しかもらえないため注意をしましょう!
・「○○を教わっていない」と言わない
→「○○はまだやったことがないので教えていただいてもよろしいですか?」と断るのではなくて、業務を覚える意思を全開で上司や先輩に返事をしましょう!
・「○○の件は知りません」と言わない
→上司や先輩が困っている時場合もあるのでこのように答えてください!「○○はわからないのですが、何かお手伝いできることありますか?」
この3つのテクニックを覚えて常に働くことで先輩からも頼られる優秀な社員になることができます!
繰り返しになりますが、この3つができていないと優秀ではない社員になってしまい、できる挑戦させてもらえる仕事もなく一生同じ仕事の繰り返しになってしまう可能性が高いので入社した後は特に気を付けてください!
【年収なんて上がらない】高卒のあなたが転職を失敗する1つの理由
失敗する理由は同じ業界の同じ職種に転職することです!
例えばトレーナーを作っているアパレル会社で営業をしています。
次に靴を作っているアパレル会社の営業に転職したとします。
服も靴もお店で売っている価格は1万円くらいですよね。
つまり1つの物を売っても得られる利益は同じくらいなので、会社が社員に支払えるお給料もほどんど同じになるんです。
それだったら、例えば1つの契約で50万円得られるプログラミングスクールのような単価の高い業界の営業に転職した方が利益は高くて会社も儲かる、つまり社員に支払えるお給料も多くなります。
同じ業界で同じ職種に転職することは、ぶっちゃけ人と場所が変わったくらいで、あなたの仕事内容は変わらないでのあまり意味のない転職になってしまいます。
先ずはお給料は安くても働ける会社で経験を積んでから次のステップでもう少し規模の大きな会社に転職。
こんな考えを軸において転職を考えていきましょう!
詳しい考え方は『ずらし転職』という本が役に立つと思いますので、読んでみることをおすすめします!
>ずらし転職
また転職は考えていない人には、下記の記事で【どうすれば年収が上がるのか?】にも紹介をしていますのでよければ読んでみてください。
>どうすれば年収が上がるのか?
最後に
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
この記事では下記を解説してきました。
- 高卒は人生終わりか
- 高卒はバカにされるのか
- 高卒就職で良かったこと・後悔したこと
- 正社員と契約社員の違い
- お金、お休みに関すること
- 入社後・転職のこと
とても長い記事でしたが入社前から入社後、更に転職のことまで続けて解説した方が理解しやすいと思ったので長い記事になりました。
最後に高卒での就職は就職する前も就職してからも簡単ではありません。
簡単ではないからこそ、きちんと真面目に働くことで他の人との実力が少しずつ付いてきます。
辛いことが多いかもしれませんが、そんな時は僕のツイッターか無料コミニティーの方でいつでも相談をしてくださいね!
それでは本日は以上です。
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